東京都内には357ヵ所の就労移行支援事業所(2023年6月現在)があります。うち千代田区内の事業所は19ヵ所で、2011年指定(前身は2008年)のHOPE神田は民間では区内で最も経歴の長い事業所になります。
全国的には2018年にかけて就労移行支援事業所が急速に増え(約3,500件)、特に精神障がいのご利用者が多い事業所が増えました。千代田区は特に顕著で、この数年で精神・発達障がいの方向けの事業所が多く開所されています。
東京都福祉保健局が運営するウェブサイト「東京都障害者サービス情報」(外部サイトに移動します)では、就労移行支援事業所を含む都内の福祉サービス事業所について、事業所種別や地域別で検索することができます。シンプルな作りですので、さっと調べたい方にはおすすめです。
「東京都障害者サービス情報」で検索した事業所情報では、主たる対象障害という項目で、その事業所が主に対象としている障がい種別を確認できます。精神・知的・身体障がいの3障がいすべてを対象と記載している事業所も多いですが、事業所ごとの特徴や強みが確実に存在しますので、就労移行支援事業所を問わず、福祉サービス事業所をお探しの方は、事業所の利用者傾向などの特徴や強みを施設に問い合わせてご確認いただくことをおすすめします。
HOPE神田は、開所当時より知的障がいや自閉症スペクトラム・ADHDなどの発達障がいをお持ちの方で、オフィスワークに関心のある方の就労支援が特徴の事業所です。パソコンや事務作業といった職業スキルだけでなく、コミュニケーションやビジネスマナーなどの社会性スキルもしっかり身につけられることも強みです。
都内に事業所はたくさんありますが、こうした特徴の事業所はそう多くはないと思います。特に、言葉や理解力、行動に障がい特性のある知的障がいや発達障がいをお持ちの方々に対する就労支援は、支援者側の経験や施設側の支援実績が必須だと思います。私たちも常に学習、常に改善の心構えで、知的・発達障がいをお持ちの方の就労支援の強みを磨いて参りたいと考えています。
ちなみに、東京都内の就労移行支援事業所の数では千代田区が最多かと思っていましたが、最多は新宿区で24ヵ所でした。江戸川区や大田区、足立区など人口の多い地域の事業所数も比較的多いです。