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就職した後の支援(定着支援)について⑤

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就職した後の支援(定着支援)について⑤

職場での問題発生の予防、あるいは未然防止が、平時の定着支援の目的の一つです。では、問題が起こってしまったとき=有事はどうでしょうか。

「有事」というのは、本人の雇用継続に大きく影響する出来事です。たとえば、職場の方に対する暴言や威嚇行動、職場内での対人・対物事故といった職場の安全に関わること、他部署や同僚社員からの苦情など対人マナーやコミュニケーションのトラブルに関すること、今までと異なる職種への配置転換や部署異動、勤務場所の引っ越しといった職場環境の大きな変化に関わること、家族構成や家族関係の急な変化など生活面に関することなどが、程度の大小はあるでしょうが、いわゆる「有事」として分かりやすい例だと思います。

有事を乗り越えるのは容易なことではありません。問題解決の多くがそうであるように、「様子を見ましょう」などと言って先送りができる状況では既にありませんので、具体的に”何か”しないといけません。”何か”を考えて、職場や本人、家族、場合によっては支援者の職場内にも提案して、動くのが支援者の仕事です。

たとえば、「本人の独り言が多くて他部署から苦情が入った。同僚も集中できないと言っている」というような話を職場で聞いた時に、どのような対応が考えられるでしょうか?

「本人に対して独り言をやめるよう面談で伝えます」や、「独り言は本人の障がい特性なので配慮をお願いします」といった対応は、何の解決にもなりません。やめるよう言われてすぐにやめられるのであれば、そもそも誰も困りませんし、配慮や理解という言葉で結局職場に我慢を求めてしまっています。

「本人は不安を感じたときに独り言が増える傾向があります。最近、本人に新しい仕事が増えたなど業務上の変化はありましたか?(以前はこんなに独り言がなかったので何か原因があるはずです)」など、本人の障がい特性や傾向を踏まえた具体的な聞き取りを行ったり、実際に職場を見させていただいたり、本人との面談機会をいただいたり、あるいはご家族に最近の様子を伺ったり、、、

状況分析の結果、「業務の変化はないけれど、本人が仕事に慣れて作業スピードがあがって手持無沙汰になる時間が増えている」様子が見られたため、「手持無沙汰であることで独り言が増えた」と仮説を立て、職場に対して「手が空いた時の作業リストを相談」、本人に対して「手が空いたときの伝え方の練習」をして検証してみることになった、、、というのが支援者の動き方の一例になります。

どういう対応が考えられるか?

正解はありませんが、支援者や事業所の知識や経験、ご家族や外部機関との連携、日ごろの本人や職場との信頼関係、そして問題解決を最後まであきらめない姿勢が大事だと思います。

岡内 伸二(おかうち しんじ)

三菱地所ホテルズ&リゾーツ株式会社 丸ノ内ホテル
管理兼人事部人権・ダイバーシティ推進室 専任マネージャー

大学卒業後、資生堂に入社。広島・東京の販売部門でキャリアを積み、新規事業部や秘書室を経て人事部で人権啓発を担当。資生堂時代から障がい者支援や人権啓発に取り組み、特例子会社「花椿ファクトリー」の設立に携わり、初代社長を務める。その後、丸ノ内ホテルにて人権啓発担当として活動を継続。東京都人権啓発センターの講師や東京人権啓発企業連絡会の啓発委員としても活動し、50回以上の講演実績を持つ。

岡内 伸二(おかうち しんじ)

一般社団法人ホープIT訓練センター(非営利型)

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