就職支援の現場から HOPE神田ブログ -訓練の様子-
毎週水曜日午前のプログラムは、
「ビジネスマナー」です。
就労移行支援事業所HOPE神田では、
障がい特性に合わせて
2つの部屋(第一オフィス・第二オフィス)で
それぞれプログラムを行っています。
先日の第一オフィスのプログラムでは、
報告・連絡・相談や、企業面接で役立つ
コミュニケーション技法として、
有名な「ホールパート法」を取り上げました。
相手に伝わりやすくなるように、
話を「ホール(全体)」と「パート(部分)」に分けて伝える方法です。
① はじめに会話の“全体像”や“結論”を伝えてから、
② “具体的”・“部分的”なことを伝えると、
話の内容を整理して伝えられるので、
相手にもより理解してもらいやすくなる、という伝え方です。
たとえば、
面接で「配慮事項は何ですか?」と聞かれたときに、
「~があります。
あと~があります。
それから~もあります」
と答えるのと、
「3つあります。
1つ目は~です。
2つ目は~です。
3つ目は~です」
と答えるのとでは、どちらが相手に理解されやすいと思いますか?
どちらかというと、後の方が分かりやすい気がしませんか?
話している自分自身も、話の内容が整理できて、
回答内容を準備しやすいというメリットもあります。
今の例を、ホール(全体)とパート(部分)に分けると、
以下のようになります。
3つあります。(全体像)
1つ目は~です。(部分1)
2つ目は~です。(部分2)
3つ目は~です。(部分3)
面接の受け答えだけでなく、
職場での報告・連絡・相談など
あらゆるビジネスシーン(場面)で使えそうですね。
プログラムでは、どのような時、どのような場面に使えるのか、
このスキルを覚えるとどんなメリットがあるのか、
具体的な事例を皆で確認しながら学びました。
プログラム内で実際に練習できるのはもちろんですが、
HOPE神田の日常は、朝礼や担当職員との振り返りなど
実践できる場が他にもたくさんあります。
プログラムで学んだことを、遠慮なく事業所で試して、
ご自身のスキルにしていただければ嬉しいです。
寝ぐせ対策~プログラムから
Microsoft Office Specialistの取得
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