事務系作業のスキルアップ
HOPE神田には、一般事務職や事務補助、軽作業の仕事に就きたい
発達障がいや知的障がい、自閉症スペクトラムをお持ちの方が多く通所されています。
「事務」といえば、パソコンを使ったデータ入力を想像する方も多いかも知れませんが、
ファイリング、封入封緘、押印、郵便物や社内便の仕分け、伝票類の確認、パンフレット折り、資料のホチキス止め、文具や消耗品の在庫確認・補充、シュレッダーなど、
パソコンを使わない作業がたくさんあります。
こうした事務作業の訓練を、HOPE神田では、
「ビジネス実務」(毎週1回2時間)というプログラムで行っています。
職場で想定される数十種類の事務作業が一覧になっており、
どの作業をいつ練習したかが一目で分かるようになっています。
様々な作業を経験していただき、
訓練生の能力や特性に応じたスキルの獲得を目指します。
例)
・作業そのものを知る
・道具の正しい使い方を知る
・求められる品質を知る
・得意な作業と苦手な作業を知る
・指示の受け方、メモの取り方を学ぶ
・質問や報告のタイミングや仕方を学ぶ
・作業スピードを高めていく
はじめての作業は職員が丁寧に指導しますのでご安心ください。
「ビジネス実務」で獲得した作業スキルは、企業実習や就労後も活きます。
ちなみに、上の写真は、ラミネーターを使ったパウチ加工の練習です。
このラミネーターは近隣企業(日産緑化株式会社)の社員の皆様からのご寄付でいただきました。