障がいについての受け答えで、もう一つ大事な側面があります。それは、ご本人が、自分の障がいについてを“どの程度理解しているか”、です。
配慮事項を本人視点で言い換えると、配慮事項とは、“職場で仕事していくうえで、職場の周りの方々に対応や手助けをお願いしたいこと”、となります。
対応や手助けをお願いしたい、ということは、対応や手助けをお願いしないと仕事するうえで困ってしまうことがある、ということです。
簡単に言うならば、困り感がご本人にあるかどうか、です。
ご本人に困り感がなければ、対応や手助けを求めたいとは、なかなかならないのではないでしょうか。
本来仕事するうえでは配慮が必要な方であるのに、ご本人がその必要性を感じていない→自分でも工夫していこうとはなりにくい→周囲の理解を得ていくことが難しくなる、というように就労継続における課題点となる場合もあります。
そのため、企業によっては、応募者の障がい種別や特性の程度に応じて、もっと突っ込んだ質問をしてくることもあります。