就職支援の現場から HOPE神田ブログ -その他-
新型コロナウイルス感染では、療養開始後7日間が経ったとき、かつ症状がなくなって24時間が経ったときは、8日目から社会復帰できることになっています。ただ、療養開始後10日間は人への感染や、無症状の方も発症に気を付ける必要があると言われています。
ご参考:東京都福祉保健局「療養者・濃厚接触者の方へ」(外部リンク)
症状があるうちは、まずは症状がなくなること、体調が回復することを優先して、しっかり寝ること休むこと、食べられるものを食べて栄養をつけること、薬の処方がある方は忘れずに飲むこと、が大事です。
身体だけでなく、精神・気持ち・こころの健康回復も大切です。感染してしまったことにショッを感じる方もいらっしゃいます。生活環境の急な変化もストレスになります。自室にこもり、今まで当たり前のように接していた家族とも距離を取らなければいけない、外出できない、室内でマスクもして、場合によって使い捨て手袋もして、家の物ひとつ触ることも気を付けなければならない…など。
“感染者”として周囲の接し方が変わることを実感する場面もあるかも知れません。私も過去に感染し自宅療養した経験がありますが、最初はこれが一番こたえました。配慮を得るために“〇〇者”と区別する必要があることは理解できるのですが、本人の気持ちの整理が追い付かないこともあります。このあたりは、支援の仕方、人との接し方にも通じる貴重な実体験となりました。
とにかく、最初は体調回復に努め、体調が良くなってきたら気持ちの回復を気に掛け、療養解除後の社会復帰の準備をしていきましょう。身体が良くなれば、身体をできるだけ動かすこと、すなわち運動することが大事です。こころと身体はつながっています。体調回復したら、身体を動かして、心に元気を送りましょう。
東京都が運営する「スポーツTOKYOインフォメーション」では、自宅でできる運動動画の紹介や、アスリートからのメッセージを紹介しています。
ご参考:スポーツTOKYOインフォメーション(外部リンク)
上記のサイト内にもリンクされていますが、東京都障害者スポーツ協会では、「おうちでできる簡単な運動動画」(外部リンク)をYouTubeにアップしています。
動画を見るのが面倒な方は、自室でうろうろ歩き回ったり、ラジオ体操をしたり、好きな音楽を掛けて踊ったりしても良いと思います。病み上がりなので激しくは動き過ぎないように気を付けてくださいね。
また、自宅療養中は、家族を含めて人とのコミュニケーションが減ります。社会との関わりを持つことも精神・気持ち・こころの回復には大事です。直接会って、というわけにはいきませんが、電話やメール、LINEなどのやり取りも、人によっては有効だと思います。
自宅療養中の方々のご参考になれば幸いです。
気持ちと身体を「整える」
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