区内の就労支援機関が集まり学習や情報共有を行う
千代田区障害者福祉課や千代田区障害者就労支援センター、区内の就労移行支援事業所、就労継続支援事業所(A型・B型)が参加。各事業所が持ちまわりで「幹事」事業所となって、支援に関するワークショップや外部講師を招いての研修、情報共有を行います。
平成27年からのスタートですが、最近は区内一般企業の採用担当者もゲストで参加して、支援機関への求人情報の提供などを行っています。
「卒業生との関わり方」を考える
平成30年度1回目は、HOPE神田が幹事事業所となり、「卒業生との関わり方」についてワークショップを開催しました。
HOPE神田には現在70名程の卒業生がいます。
一般的な定着支援の他に、年3回「土曜開所」で事業所に集まっていただく機会がありますが、多くの卒業生に満足していただくための運営方法や行事内容には、まだまだ課題もあります。
当日は、私たちの活動を簡単にご紹介した後、他の事業所ではどのような関わり方をしているのか、グループに分かれて意見交換をしていただきました。
私たちと同じように「土曜開所」を行っている事業所や、SNSを使った交流を図っている事業所もあり、それぞれの事業所の取り組み方や悩みどころなどを知り、大変参考になりました。
「土曜開所」のあり方を模索
就職した卒業生の多くが、HOPE神田への親しみを持ち続け、行事を楽しみにしてくださっています。特に、知り合いと遊ぶ機会の少ない方にとっては、HOPE神田の土曜開所は、かつて共に訓練をした“仲間”や職員と再会し、馴染みのある環境で、安心して余暇を楽しむ貴重な機会でもあります。
一方で、毎年10名前後の訓練生が卒業していくなかで、私たち職員が、就労移行の本分を全うしながら、どのように卒業生たちと持続可能な関わり方を行っていけるか、具体的に検討しアクションしていかなければならいとも感じています。