８月から就職するご利用者の送別会を開催しました。企業から就職の内定をいただいてから短期間で準備したPowerPointのスライドをスクリーンに映して、就職先での仕事内容や勤務時間、就労移行支援事業所ＨＯＰＥ神田での訓練で頑張ったこと、他のご利用者や職員へのメッセージを発表していただきました。
発表が終わったら、職員一人ひとりからお祝いと応援のメッセージをお伝えしました。通所開始から就職活動まで、ほぼ毎日一緒に過ごしてきた職員たちからは、ＨＯＰＥ神田の訓練で特に成長されたことや印象に残っているエピソード、働き始めてから頑張っていただきたいことなど、様々なメッセージがありました。
今回の送別会には、ご両親もお見えになって、ご本人の門出に立ち会ってくださいました。ご利用前にはじめてご家族とお会いしたときのことを、昨日のことのようによく覚えています。見学や体験利用の時は、就労を目指すべきか、就労移行に通うべきか迷われていました。結果としてＨＯＰＥ神田に通われることになりましたが、進路検討の際にご家族もたくさん悩まれ、決断されたことを存じています。
私たちは、訓練や就活の過程で、ご家族やＨＯＰＥ神田に繋いでくださった支援機関のご担当者の方の存在を常に意識しています。定期的な面談会でよくお会いしていますが、やはり初めてお会いしたときのことをよく思い出します。私たちと出会うまでに、いろいろな背景があり、やり取りがあり、数々の困難があり、希望を抱いて、事業所にいらしてくださっているのですから。
ご家族が泣いて喜んでくださっているのを見て、私たちもお役に立てて大変嬉しい気持ちになり、また励みになりました。これからが真のスタートだということは皆が分かっています。定着支援という形で、就労継続に向けた新たな取り組みが始まります。
